オープンバッフル ツイータ交換 1 Philips AD3501 MD/01

ASHIDAVOX 6P-HF1を聴いてしまい、もうこれで良いじゃないかと思うのですが、それでも他のユニットを楽しみたくなるのは病気ですかね。スピーカーを遊ぶのは、楽しいのが一番、ということで、別のツイータを試してみます。前回のASHIDAVOXは、これまで裸の音を楽しむため、ツイータ無しの単独で聴いてきました。

今までデフォルトのツイータはTESLA 2AN 633023でした。TESLAの名前に惹かれ、姿で選び、ブログのトップ・イメージにしています。実は、同じファミリーのTESLA8吋と組み合わせても、なんかピリッとしないんです。そんなこんなで、あまり活躍するシーンが無く、残念に思っていました。
ASHIDAVOXと一緒に鳴らしてみましたが、やはり、どうもいけません。効果を感じない。そこで、ツイータを交換してみることにします。SABAやグッドマンズのツイータのストックもあるのですが、今回は以前から考えていたことを試してみるとにします。

やはりこのTESLAは格好が良いや。好きだなあ。ユニットの前面の位置をウーファーと合わせるためスペーサーを使用。

Grundig Box8で使われていたPhilips
簡単にアップデートできるのは、現状のツイーター・ベースを使用して、長いことそのままになっているTESLA 2AN 633023 をPhilips AD3501 MD/01  12cm に交換することです。これまでTESLAはツイータとしてあまり有効に働らかなかったのは、主に能率が原因でしょう。Philips 12cmはオープン・バッフルで聴くと、もうこれで良いなと思える程の音質で、Grundigの初期BOX8にも使用されていたサラブレッドです。12cmなのに低域も普通に出ますしね。驚きの美音。しかし、今回はツイータ用のベースに取り付けますので、低域がそのまま前に回り込み、構造的にも低域は出ないでしょう。配線はいじらず、下をカットして、ポン付けでユニットのみ交換。

スペーサーを入れてコーンの前面をTESLAと同じように前に出しましたが、今回はツイーターリングの後ろ側に取り付けることにします。なんだか少し違和感があったので。・・アクリルが前にあった方がルックスも良いですし。

ASHIDAVOX 6P-HF1に、Philipsをツイータとして追加して聴いてみると、なんだか音場が広がり、ゆったり感が出てきます。さらにユニットのサイズアップ効果があるようで、8吋ユニットから聴いている感じになりスムーズ感が加わり、しばらくこれで楽しもうかなと思います。Philipsの追加で、聴こえなかった広域が聴こえたりする訳ではありません、ASHIDAVOXは広域も優秀ですから。

ASHIDAVOX 6PをPhilips 4923851に交換
あれっ、ダメだ・・・・・。試しにASHIDAVOXをPhilips 4923851に交換しての感想。しばらくASHIDAVOXを堪能しましたが、Philips 4923851が聴きたくなり入替えました。この魅力的な二つのスピーカー、能率が違いすぎなのか、Philips 4923851 では高域ばかりシャカシャカして違和感が大きい。Philips 4923851の能率は、現代のスピーカー並みに低いのかも? さらに、少し寝ていた時間があったからか中域・低域に違和感があります。やはりヴィンテージ・スピーカーは相当手強い。簡単には思うように動いてくれません。

先日も、ウチの古参車カニ目のキャブの調子が激不調になりメンテナンスを行いました。アイドリングが不調で、渋滞に入るとクラッチに過大な負担が発生。クラッチはカニ目のアキレス腱です。6B鉛筆のように柔らかいプッシュロッドがクラッチを押していますから、すぐにクラッチがダメになります。今回は、冬場の常識で、ガソリンが薄くなり過ぎ、プラグが真っ白に。日常的なメンテが必要なのに怠っていました。メンテナンスが面倒になった時が、旧いクルマやスピーカーを降りる時期なんだろう。
カニ目なら引き取り手もいるでしょうが、スピーカーとなると、もし家族の下に残されたら廃棄???
スピーカの未来を考えての断捨離は、結構難しいかも。
今回のドライブは、いつも使っているハッセルブラッドDistagon 60mmレンズの修理上がりを引取りに座間方面を往復でした。大昔、ハッセルブラッド本社で直にメンテナンスを学んだ人は、今回修理依頼させていただいた初見さんが日本では最後の方です。現在のハッセルブラッド社も、困った時は初見さんです。とにかく、一つ直すと別のが壊れ、それを治せば、今度は別の何かが壊れの連続人生です。仕事で使うカメラも足に乗る車も、癒しをもたらすスピーカーまでも全ヴィンテージ生活なので、これは仕方ないことです。

どうも簡単ではなさそうです。さらに、先日励磁用の電源ケーブルをショートさせてしまい電源そのものに違和感を感じています。ケーブルを交換しても改善せず。電源のチエック、あるいは交換が必要なのか。再度結線し直して様子をみよう。これも少し低い電圧から徐々に上げるようにしてみようか。電源自作してみたい。

ツイーター・ベースは本体構造に組み込んで剛性を得ています。ケーブルはリング構造の中を通り、バッフル・リング内のコンデンサーに連結します。ツイータ・ベースは音に影響が少ないアクリル製で、固定穴は長穴を採用し、10〜12cmのユニットが取り付け可能です。三つ穴のTESLAでは、別のリングに固定しスペーサーで前後位置を調整。ユニットに手を加えないで接続したいので、ワニ口クリップを使用しています。これはフルレンジ・ユニツトでも同じ方法で接続しています。一番簡単に接続を変えられますので。今回はツイータをベースに直接固定。

Philips AD3501 MD/01  12cm は27話で取り上げていますので是非ご覧ください。フルレンジとしてオープン・バッフルに取り付けると、かなり魅力的な優秀ユニットです。小さいのに、そんな感じがしないダイナミックさで歌い出します。なんど聴いても、ウ〜ンと唸り声が出てしまう。
でもね、ASHIDAVOX 6Pと組み合わせると、どうもサイズのバランスが悪く、見た目を楽しめない。音はとても良いんだがなあ・・・・それがPhilips 4923851に交換する唯一の理由です。

最近、Apple Musicがとても良い。ついこの間、これをお勧めされてハマっています。
クリスチャン・マクブライドとエドガー・メイヤーのコラボです。どちらもグラミー・ミュージシャンです。